CFRPはクッキーで、CFRTPはチョコレート!?

何をおっしゃっているのでしょうか?

CFRPは美味しくありません

そうですよね。たべないでくださいね。
本日は熱可塑性CFRPと熱硬化性CFRPの違いについてお話します。

 

熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPの違い

この2つの違いはマトリックスとなる樹脂の違いにあります。

樹脂が熱をかけて固まるなら熱硬化性CFRPです。また熱をかけたら軟らかくなるCFRPは熱可塑性CFRPです。
通常CFRPと記載するときには熱硬化性樹脂を使用していることを指し、CFRTPと記載するときには熱可塑性樹脂を使用していることを指します。

<熱可塑性プラスチック>
加熱すると柔らかくなるが、冷やすと元に戻ります。
加熱中に成形して、冷やすとその形が保持されるので、プレス成形や射出成形に使用されます。

<熱硬化性プラスチック>
加熱することで、材料が架橋反応して硬化します。
冷やしてももとには戻らないので、オートクレーブ成形、VaRTM成形、ハンドレイアップ成形に使用されます

この樹脂の特性のため、CFRPはオーブンで焼くのでクッキー、CFRTPは溶けて形がかわるのでチョコレートと例えました。

 

 

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